■原材料について

Q.オーガニックの材料は使っていますか?
A.一部の原料にオーガニック認定品を使用しています。(オートミール、ドライフルーツ、キヌア、アマランサス等)
季節や世界情勢により、必ずしも全てをオーガニック認定品のみで製造できるとは限らないため、あえてオーガニックの表示はしておりません。

Q.原料はヒューマングレードですか?
A.シード(あわ、ひえ、きび、そば、とうもろこし、ひまわり、麻)以外は全てヒューマングレードの原料を使用しています。

Q.国産の原料は使用していますか?
A.一部国産の原料を使用しています。キヌア等国産では入手が難しいものがあることと、安定的な供給を継続するために複数の原産国を取り入れています。必ずしも国産が優れているとは限りませんが、中国産は唐辛子とクコの実に限ります。

 

■保管方法と賞味期限について

Q.開封後の保管方法を教えてください。
A.開封後は直射日光を避け高温多湿にならない場所で保管してください。特に乾燥野菜を使用した製品やドライフルーツ、ビーポーレンなどにつきましては、5月〜9月頃は冷蔵庫での保管をおすすめします。

Q.開封後の賞味期限を教えてください。
A.一般の食品と同様に開封後の保存環境によりますため明確な期限をお示しすることは難しいのですが、直射日光と高温多湿を避けしっかり密封していただけましたら、秋冬は2ヶ月ほど経過しても著しく風味を損ねることは少ないです。
焼成する製品を基準に、30℃の環境に置いても6ヶ月は細菌などの発生がないことを専門機関における食品検査で実証しております。それは食品の水分をしっかり飛ばすことで実現しています。
しかし保存料などの添加物を使用していないため、愛鳥さんにより美味しく食べてもらうには開封後なるべく早く(1〜2ヶ月以内)消費していただくのが理想的です。
その期間を経過しても食べられなくなるということではありませんので、その点はご安心ください。
梅雨の時期や夏の間は、開封後に冷蔵庫で保管していただくことがおすすめです。
特にビーポーレンは冷蔵保管してください。

Q.賞味期限が3か月か6か月なのはどうしてですか?
A.ハーブ、シード、オートミール(単品)を除き、基本は3か月の賞味期限を設定しています。
3か月を過ぎて急激な品質劣化を招くわけではありませんが、より美味しく食べていただくための賞味期限として目安になさってください。

 

■与え方について〜栄養のこと〜

Sunny Kitchenでは、 ”いろいろたべて、いろいろおいしく、からだもよろこぶ”  を基本の考えにしています。

限られたものを偏って食べ続けるよりは、バリエーション豊かな食材から複合的に栄養を摂取できることを理想とします。

可能な範囲で総合栄養食を併用し、バランスよく構成した食事を心がけることをおすすめします。
野菜に含まれる食物繊維やビタミンなどは、積極的に取り入れたい栄養素です。

換羽期や体力が落ち気味の時は、脂質やたんぱく質を重視した食事でサポートするとよいです。

ダイエットは、鳥類を診られる獣医師指導のもと行うことが望ましいです。
過剰な食事制限は栄養失調を招き、命に関わる可能性も考えられるため、自己判断でやりすぎてしまわないよう注意が必要です。

体重の10%の重量の食事がおおよその目安量といわれています。
個体の代謝によっては、それより多くても太らない個体がいれば、それより少なくてもコンディションを維持できる個体もいます。
人間と同じで個々の体質により異なりますので、日々の食事量と体重を定期的に量り、愛鳥が健康的な体型を維持する食事量を把握しておきましょう。

計測・計量はトラブルがない限り必ずしも毎日こまめに行わなくても大丈夫ですが、1年の中では季節の変わり目や換羽期に意識して数日ごとに記録しておくと参考になります。
年月の流れの中では、発情の状態や年齢の節目などが気になったときに記録すると後々役に立つこともあります。

併せて、お腹周りの脂肪のつき具合を触る習慣は健康管理に役に立ちますので、愛鳥に負担をかけない程度に確認しておくこともよいです。
(体に触れられることが苦手な場合は無理せずに、健康診断のときに診てもらいましょう)

 

■与え方について〜好き嫌いのこと〜

鳥たちは非常に敏感な感覚をもって食事します。
目を大きく見開いて、食材のひとつひとつを選別しながら”すき・きらい””たべる・たべない”を決めます。

その敏感な感覚によって選別する条件は、色、形、サイズ、舌触り、硬さ(柔らかさ)、厚みなど多岐に渡り、また選別の結果は個体ごと実に様々です。

それゆえに、なんでもアグレッシブに口を付ける個体がいれば、なかなかお気に入りを見つけることが難しい個体もいます。
しかしそれはごく自然なことで、与えたものを食べなくても、決して失敗ではありません。

喜ぶものを与えたいと思うのが飼い主心ですが、実は”好き嫌いを選ぶ”ことも鳥たちにとっては楽しい作業なのです。

ぜひ興味のあるものからないものまで、一緒にごはん入れに入れてみてください。
フォレジング(採餌行動)を促す意味でも、価値があります。

しかも毎日目にしているうちに、興味がなかったはずのものをある日突然食べ始めることがあります。
それを目にした飼い主さんは驚きと喜びで歓喜することでしょう。
ひとつでも多くの食材に慣れておくに越したことはありませんし、食の幅は無限に広がる可能性を秘めています。

そんな気まぐれな愛鳥の姿もまた魅力的です。

 

■与え方について〜興味をそそるコツ〜

そのまま与えても食べる気配がない場合、少し工夫をしてみてください。

・まず細かくしてみるところからはじめましょう。
大きいままをつつくのが好きな子がいれば、細かい粒をチミチミつつくのが好きな子もいます。
大きさは鳥たちにとって食べやすさの判断基準になります。
これは総合栄養食を選ぶ際のコツでもあります。
愛鳥の好みに合わせ、粉状にすりつぶして与える飼い主さんもいらっしゃいます。
硬いものは、コショウを挽くミルやすり鉢を使うときれいに細かくできます。

・アイテムによって、水に浸してみましょう。
例えば乾燥野菜を水に浸して柔らかくしたら食べた、という事例があります。
自分で水に浸けながら食べることが好きな個体もいます。
ミューズリーを熱くないお湯に浸せば、近年注目のオートミールと同じものが出来上がります。
我が家はバードブレッドをにんじんジュースに浸したものが定番のお気に入りです。

・他の食材と混ぜてみましょう。
単品で与えるだけではなく、他の食材と混ぜ合わせることで食べ始めることがあります。
好物と混ぜると有効なケースが多いようです。
面白いもので、苦手なもの同士を混ぜたら食べてくれたなんてケースもあります。

・おもちゃに忍ばせて興味を刺激してみましょう。
フォレイジング(採餌)効果も兼ね備えた、面白い手法です。
無着色のコーヒーフィルターやクッキングシートは柔らかく破けにくいので、切ったりねじったりしてごはんを包むのにおすすめです。
ストローの中に詰めたり、太めの麻紐(巻きつく危険のないもの)を使ってぶら下げるなど、アレンジは無限大です。
色々試しながら作ってみてください。

・飼い主さんが食べるふりをしてみましょう。
口元にもっていく動作を何度も見せるうちに「それなあに?」と興味をもつことがあります。
愛鳥が嘴や舌で触れたら、ぜひおおげさに喜ぶ声を出してみてください。
鳥たちは人を喜ばせるのが大好き。
お調子者さんほどもっと喜ぶ声を聞きたくて、ご機嫌で食べてくれるようになるかもしれません。

・同居の愛鳥が食べる姿を見せてみましょう。
鳥たちは日々の生活のなかで自分以外の存在をよく見ていますので、意外と効果が期待できます。
仲間の真似をしたいのか、それとも意地の張り合いか、その心は本鳥のみぞ知る・・・。

 

■諦めないで

一度食べなかっただけで、「うちの子は食べないから」とシャットアウトしてしまうのは、とてももったいないことです。

好んで食べてくれるものだけを与える一生でよいのでしょうか。

もちろん好物を食べて喜ぶ顔を見たいのは私たちにとって当然のことですが、それだけを優先していては愛鳥の食事はずっと単調なままです。

また、加齢や疾病により今までと同じ食事ができなくなったときのためにも、ひとつでも多くの食材に慣れ親しんでおくことはとても価値があります。

愛鳥の食事とわたしたちの食事には通じるものが多くあります。
わたしたちも、目で愉しみ五感に訴えかける手のかけられた食事を前にすると幸せを感じます。  
そしてそれは作る側の気持ちがあって完成するものです。

”食は心”

食べることは生きることです。

食べることは活力をうみ、生きることを考える一環ともいえます。

Sunny Kitchenが「餌」ではなく「食事」と呼んでいるのは、そのような想いからです。


世の中の飼い鳥たちの食事が豊かで幸せなものになるよう、SunnyKitchenはあなたとあなたの愛鳥のバードフードライフを心から応援しています。